今回は、「鬼と金棒」という話を紹介します。
この話の前に、皆さんに考えてもらいたいことがあります。
まず、四種類の「鬼」がいるとしましょう。
「大きな金棒を持った大きな鬼」 「大きな金棒を持った小さな鬼」
「小さな金棒を持った大きな鬼」 「小さな金棒を持った小さな鬼」
この中で一番強い「鬼」はどれだと思いますか?
私がこの話を聞いたときは「大きな金棒を持った小さな鬼」が一番だと思いました。
理由は、小さな体で大きな金棒を持つことのできる力があり、筋肉の質が周りと比べて強いと思ったからです。
考え方は人それぞれで、明確な答えなどはありませんが、「鬼」を「人間力」、「金棒」を「知識」と考えたときに、私の回答は正解とは言えないでしょう。
つまり、この話で伝えたいことは、いくら大きな知識を持っていたとしても、人間力が小さければ相手にされないということです。
このリハビリの場に表すと、どれだけ知識・技術があってもコミュニケーションが取れないと、決して患者様から選ばれたり、信頼されることはないでしょう。
「人間力」を磨き、「知識」を伸ばしていく。簡単なことではないかもしれませんが、人と人がつながるこの場では、「人間力」は欠かせず、「大きな鬼」でなければいけないと考えています。
患者様のことを一番に考える。そういった気持ちを忘れずに日々取り組んでいます。