こんにちは、診療部看護師長の石橋です。
今回は「危機管理訓練」について考えてみました。
訓練と聞くとたいていの人は喜んで楽しそうというよりは、面倒だなとか、嫌だななどの反応を見せる人のほうが多いのではないでしょうか?
私たちの「危機管理訓練」とは一般的に災害対策で行う避難訓練のようなものですが、診療部で行っている危機管理訓練は少し違います。
患者様・施設利用者様(以下クライアントという)が安心して治療や支援が受けれるように、クライアントが急変したことを想定して、スタッフが応急処置や救急車要請の訓練を行います。
一亥一秒を争う、急変時の対応は誰もが慌ててしまい、冷静で的確な対応ができなくなることがほとんどのケースではないでしょうか。そのようなことにならないよう、どんな時でも冷静かつ的確に動けるよう毎月1回、どのチームも訓練を実施しています。
急変時は一人の力で対応することは難しいです。
しかし、チームメンバーが連携して動くことはもっと難しいです。
それは、いつも同じチームメンバーとは限らないし、休みが重なった時などは少数で対応しなければならないので、訓練を通して見えてくる課題も毎回異なります。
私たちがこの危機管理訓練で1番重要としているのは「訓練を通して発見した課題とその課題に対する改善策の実践」
訓練を実施して終わりではなく、訓練を通してどのような結果だったのか、改善の余地はどのようなところにあるのかを見出して、次の行動に反映させるというとろまで行います。
とはいえ訓練が始まると、緊張して焦ってしまうスタッフ、声が出ないスタッフ、手順を忘れるスタッフそれぞれですが、みんな緊張感を持って真剣に取り組んでいます。
継続は力という言葉があるように訓練のかいあって、最初は「救急隊に連絡なんて、どうすればいいんですか~」と嘆いていたスタッフも今は自信をもってスムーズに情報が伝えられるようになってきており、最近ではどのスタッフも大きな声を出して訓練に取り組むようになりました。
みなさんにも動画を見せたい。。
熟練の俳優&女優のように演技派なんです(^^♪
手順や方法を間違えないように実施しするという成功が訓練の目的ではなく、課題を見つけて改善することが訓練の目的!
そうスタッフに伝えると自信をもって「やってみる!」っとうれしい返事。
回数を重ねると自信がつく。クライアントにとって安心してサービスが受けられる環境をつくるのも私たちプロの仕事のひとつ。
少しずつ成長するスタッフを見て微笑ましく、訓練の日がとても楽しみな看護師長石橋でした♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。また来週~♪