こんにちは、診療部看護師長の石橋です。
今回は「リハビリカンファレンス」について考えてみました。
聞きなれない方も多いかと思いますが、カンファレンス=会議です。
しかし一般的な企業で行われている会議と違って、医療機関でのカンファレンスというのは、『患者様の置かれている現状や治療方針を検討する』というのが大事な役割です。
私たちの外来診療では月に2回、各職種の担当者が集まってリハビリカンファレンスを開催しています。
ざっと検討内容を紹介すると、
・リハビリの治療方針に変更はないか?、効果はでているのか?
・効果がでていないとすれば、何が問題なのか?
・目標は適切に設定れており、本人やご家族の同意・協力を得ることはできているのか?
・高齢の一人暮らしという環境の中で、今の生活に不安はないか?
・何か、公的なサポートや社会資源を活用できないか?
・主治医の見解はどのようなものか?
・・・・・・・・・・などなど、私たちの行っているカンファレンスでは本当に様々ことが議論されます。
この時に私たちが大事にしていること、または心掛けていることは、痛みや関節可動域がどのくらい改善したということに留まることなく、患者様が抱えておられるであろう、いわゆる「しょうがい」に対してどうなってもらいたいのかを考え、多職種で理解を深めることです。
本当にこの目標でいいのか。。。
患者様本人はもちろん、ご家族の立場にたって考えて意見することで「最適なアイデア」や「新たな発見」が生まれることに驚きます。
外来診療科のミッションである「確かな技術と温かな人柄で選ばれるクリニック」を目指すためには、リハビリカンファレンスの質はどうあるべきか?を毎回考えさせられます。
とはいえ、カンファレンスは事前の準備が大前提。準備なしに生まれるものは何もないと思います。参加する全スタッフと事前の打合せを「入念」行い、予定時間の通りに終了させつつ質もあげる。
これが難しい。。
成果をだすカンファレンスって?成果があるものにするには何が足りないか。
これも正解がない。
あるとすれば、カンファレンスの時間は1時間と決められている事。
参加するみんなの大事な1時間を無駄にしないよう、かつ成果あるものにするには。。。((-_-;)
日々考えながら奮闘中です♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。また来週~(^^)